監督の事前インタビューが私的に微妙な感じだったので・・・
あまり期待せずに観てきました(苦笑)
えっと、背景が凄く綺麗でしたよ!
実写かと思う所があるくらい、空(雲とか)も綺麗で良かった~v
そして、空戦のシーンの重量感というか迫力が素晴らしかったです。
原作では弾の重みとか全然意識してなかったので、実際の戦闘は
こんな感じなんだなぁと妙に関心したり。
(その分浮遊感(空を飛んでて心地いい)という感じが無かったのは残念><)
観る前から違和感のあったキャラの絵と声も、実際観てみると
それなりに受け入れられましたし。
後は~。
これから観ようと思ってる人は、原作を読んでから観る事をお勧めします。
原作と映画はかなり別物だと思いますが、登場人物独白が無くセリフのみで、
物語が分かりにくくなってるというか。
原作読んでる人と飛行機好きな人以外は置いてけぼりくらう可能性大かと。
私的には、ポニョと同じくらいの評価。
とても普通に楽しめました。
以下ネタバレあり、超個人的な感想↓
原作的に、映像化は難しい作品だと思いますが・・・
良くも悪くも、なんか根本的に全然違う作品になっちゃったなぁ
という印象を受けました。
キルドレの感覚からして、原作と違う感じがします。
ラスト近くの、「君は生きろ!」のところなんか
工工エエェェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェエエエ工工? デスヨ(笑)
登場人物の空に抱く想いや、主人公の淡々とした独白が無い、
キルドレの持つ虚無感が感じられなかった、空戦の操縦がイマイチ、
空戦でダンス どころではない感じ・・・だったのが残念><
笹倉が女性だったのはまぁいいとして、フーコのイメージが全然違う(-.-)
なんであんな利発そうなんだぁ、と違和感ありまくりでした。
違和感といえば、日本語と英語が入り混じるのも、おかしな感じでした。
そして、あのままじゃ、ティーチャただの悪い人みたいじゃん、と(笑)
原作大好きな私は不満もありまくりだったので、色んなシーンを参考にしながら
原作を読み直し脳内補完してニヤニヤしたいと思います(*'-')
最後に。
やっぱり「スカイ・クロラ」より「女王の百年密室」を映像化して欲しかったなぁ。
以前原作を買って読んでみたのですが、3ページほどで本を閉じてしまった・・・
その後も何度か試みましたがダメでした。書店でパラパラとページをめくる段階でどうもこれは自分に合っていないのではないかと感じていたのですが、悪い予感があたってしまった。
どうにもナルシスティックに思えてしまう文体と、そうした文体がうみだしがちな閉鎖性。わたしはこの壁を突破できませんでした。
>良くも悪くも、なんか根本的に全然違う作品になっちゃったなぁ
やはりか・・・
押井作品だもんなぁw
>ラスト近くの、「君は生きろ!」のところなんか
これは笑ってしまったw
制作記者会見で灰汁が抜けた押井さんに、変わったなぁ、という印象を受けていたのですが、そんなにまでストレートなセリフを脚本家に許してしまったのですね。
原作への違和感から映画への期待度もダウンしてしまいまして、まだ観にいっておりません。どうもこのまま映画館に足を運ぶことなく、そのうちレンタル鑑賞で済ませてしまいそうな気がします。